学校給食へ三鷹市内産農産物の供給率30%を目指し本格始動

JA東京むさし三鷹支店は、三鷹市、栄養士、生産者が一丸となって、三鷹市内小中学校の学校給食における「市内産農産物供給率30%」の達成を目指し取り組んでいます。

2020年度から三鷹市内産農産物の使用量に応じ、三鷹市から小中学校へ助成する仕組みが新設されました。2019年のモデル校5校から、2020年度は市内の全小中学校22校に拡大しました。2020年6月末現在で、前年の6月単月の約3倍にあたる3,955キロの地場産農産物を供給しました。

2015年に三鷹市と教育委員会、JAで学校給食における市内産野菜活用推進に関する協定を締結後、市内産野菜活用推進連絡協議会を設置し、そこで生産者や栄養士を含め、「需要と供給の調整に関すること」、「出荷システムに関すること」、「教育に関すること」などの協議を重ねてきました。2016年には市内小学校全15校を対象に、2017年は市内全小中学校22校を対象に「三鷹産野菜の日」として全校統一の献立で市内産野菜を使ったイベント給食を実施してきました。2018年には市内産農産物を市内学校給食へ供給するためにJAが受発注と配送を担い、市内モデル校2校への納入が開始され、2019年にはモデル校を5校へ増やし納入拡大に取り組んできました。

JAは今後、生産者へ向けて主要品目の作付け提案や、栄養士との連携を強化して市内産農産物の大切さを児童に伝える食育活動などを推進していきます。