
2019年1月18日、都庁で「東京都GAP認証証書授与式」が行われ、小平市の農家2名が小池百合子東京都知事から認証証書を授与されました。東京都GAPの認証取得は今回が初で、都内の生産者や農業高校含めて7件が取得しました。
認証を受けたのは小平市で農業を営む川里章(あきら)さんと小野幹雄さん。川里さんは「JGAP」を、小野さんは「ASIAGAP」も取得しています。
JA東京むさしでは持続可能な農業生産を推進するために、GAP認証取得を支援しています。
JAグループでは「食と農を基軸とした地域に根差した協同組合」として、消費者の皆さんへ安全安心な国産農畜産物をお届けし、農業者の所得増大、地域の活性化を実現するため、様々な自己改革に挑戦しています。
JA東京むさしが実践している、自己改革に向けた取組みをご紹介します。
2019年1月18日、都庁で「東京都GAP認証証書授与式」が行われ、小平市の農家2名が小池百合子東京都知事から認証証書を授与されました。東京都GAPの認証取得は今回が初で、都内の生産者や農業高校含めて7件が取得しました。
認証を受けたのは小平市で農業を営む川里章(あきら)さんと小野幹雄さん。川里さんは「JGAP」を、小野さんは「ASIAGAP」も取得しています。
JA東京むさしでは持続可能な農業生産を推進するために、GAP認証取得を支援しています。
JA東京むさし三鷹地区青壮年部は、女性部(農家の奥さま団体)と協力して「三鷹野菜を使った農家のお母さんレシピ」を考案しました。レシピは、青壮年部が食農教育活動の一環として三鷹市内の小学生から「農のある風景画」を募集して製作している「食育カレンダー」の2019年度版(2019年4月~2020年3月)に掲載されます。
三鷹市では野菜や果物をはじめ、年間を通して様々な農畜産物を生産しています。地元の味を知る女性部の皆さんにレシピを考案してもらうことで、地元の食材を活かした料理を多くの人に知ってもらい、地産地消を広めたいという思いがあります。
食育カレンダーは2月中旬に完成予定で、市内小学校などに配布されます。
JA東京むさし小平地区青壮年部は、2017年度から学校給食へのタマネギの納品拡大に取り組んでいます。2017年度、同部では部員が育苗と生産の農作業を分担することで作業効率を高め、約4万本を育苗し、タマネギの増産に成功。学校給食を中心に納品し、所得増大へ繋げました。2018年度は昨年度よりも出荷期間を長く維持するため、新品種を追加するなど生産拡大に向けて工夫を加え、約7万本を育苗できました。
(写真は育苗した苗を引き渡す部員)
また同地区ではサツマイモの増産にも取り組んでいます。JAが主体となり、学校給食などの出荷先の確保や、生産者への新たな作付けの呼びかけ、品種の転換の提案などを行っています。出荷期間についても以前は10月下旬からの出荷でしたが、栄養士の要望を受けて9月下旬から実施。出荷の前進を行うにあたり、今まで作付けしていた生産者だけでなく、新規に取り組む生産者にも声掛けを行うことで生産増につながっています。
若手農業後継者団体のJA東京むさし小平地区青壮年部は、使われることが少ないサトイモの親イモを使ったサトイモコロッケを開発しました。親イモの利用価値を高め、所得向上に繋げることが目的です。小平市産業まつり(写真)や小平ファーマーズ・マーケット周年祭などで販売し、ねっとりとした食感でお客さまから好評でした。
小平市でエダマメやトウモロコシを生産する川里章(あきら)さんは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの選手村へ自ら育てた農産物を納品するため、9月にJGAPの認証を取得しました。JA東京むさしエリアでは初の取得です。同大会に農産物を納品するにはGAP認証が必要なことを知り、認証取得に向けて取り組んできた川里さん。TAC担当のJA職員のサポートも受けながら、適合基準をクリアできるように畑や農作業場の整理などを進めてきました。川里さんは、世界各国から人が集まる選手村で新鮮な小平市産の農産物を味わってもらうため、同大会への納品に向けて準備を進めています。
(写真は認証書を手にする川里さん(右)とTAC担当職員)
TAC…地域農業の担い手に出向くJA担当者のこと
GAP…農業生産現場における食品事故未然防止のための生産管理工程のことで、東京オリンピック・パラリンピックへ農産物を納品するには必須の認証。JGAPは日本におけるGAPの認証制度
JA東京むさしは10月、准組合員向け広報誌「かわせみ通信」を発行しました。准組合員の皆さまに農業や農家の生活文化、JAの取組みなどに対する理解を深めていただき、地域農業の応援団になってもらいたい、という思いが込められています。タイトルの「かわせみ通信」は、JAのロゴマークの自然を象徴する美しい鳥「かわせみ」に由来します。
今後も旬の農畜産物や地域の生産者を紹介することで、地域農業に対する理解を深めていただけるような誌面作りを行ってまいります。
若手農業後継者団体のJA東京むさし三鷹地区青壮年部は10月下旬、三鷹駅前支店と西野支店の2つの金融店舗前で旬の農産物の直売を行いました。日頃JAの金融事業をご利用いただいている地域の皆さまに、JAの基本である農業にもっと親しんでもらおうと、金融店舗の営業時間に合わせて行った初の試みです。
カリフラワーやブロコッコリーなどの秋冬野菜をはじめ、ギンナンやキウイフルーツなどの特産品やタマゴなどを販売。用意した農畜産物が足りなくなり、畑から追加で収穫するほど、多くの方々にご来店いただきました。
JA東京むさしエリアの各市にあるファーマーズ・マーケットでは、地場産農畜産物をはじめ他県JA特産品の販売や各種イベントの開催、店舗Facebookでの情報発信など、魅力ある店舗へ向け様々な取組みを行っています。土日・祝日も営業していますので、ぜひ一度、お近くのファーマーズ・マーケットにお越しください。
ファーマーズ・マーケットついて詳しくはコチラ
子どもたちへの安全安心な給食の提供を支えるため、JA東京むさしエリア内の学校給食に地場産農畜産物の供給を拡大しています。JAは生産者と給食関係者(栄養士・調理師)の皆さんとをつなぎ、食材の生産から納品までスムーズに進めるお手伝いをしています。
仕事などでファーマーズ・マーケットやその他の直売を利用できない方にも地場産農産物をお買い求めいただけるようにするため、また生産者の農業所得増大の支援のため、JAが生産者から農産物を買い取り、スーパーマーケットや駅構内の販売店などで販売しています。今後も取り扱い店舗を増やしていく予定です。
【おもな取り扱い店舗(一例)】
「ムーちゃん’Sキッチン」はJA東京むさしによるオリジナルブランドで、おもな原材料にJA東京むさしエリアでとれた農畜産物を使っています。野菜カレーや餃子、ドレッシングなどの商品があり、5つのファーマーズ・マーケットで販売しています。「ムーちゃん’Sキッチン」について詳しくはコチラ
日頃、農業と親しむ機会の少ない地域の皆さまを対象に、都市農業体験ツアーを実施しています。地域の農産物の収穫体験や生産者との交流を通じて、農業への理解を深めてもらうことが目的です。毎年夏頃に募集・実施しています。
小学校などに生産者やJA職員が出向いて行う食育授業や、畑に子どもたちを招いて行う農業体験、ファーマーズ・マーケットでの職場体験の受け入れなど、地域の食や農について知ってもらうための活動を行っています。
2017年から地域農業の担い手に出向くJA担当者「TAC(タック)」(Team for Agricultural Coordination)を配置し、営農相談体制を強化しています。生産者の営農相談・農業経営実態調査・支援活動などを行い、地場産農産物の生産力強化をサポートしています。
農業に関する実用的なデータベースを検索できるタブレット端末を導入しています。最新の栽培技術や病害虫の防除対策などが検索可能で、生産者に対し、最新の営農情報をもとにした営農指導を行っています。
農機センターでは修理専任の職員を配置し、農機修理の迅速な対応に努めています。