トップ  >  JA東京むさしのご案内・広報誌「むさし」の紹介  >  44号・むさし旬彩記

広報誌「むさし」のご紹介

 JA東京むさしの広報誌「むさし」は、JAの事業内容や農業情報・地域の文化などをより多くの市民の方にお伝えし、都市農業やJAの活動内容を理解していただき、地域住民との信頼関係を深めようと年に4回、季節ごとに発行しています。

むさし旬彩記

「安全で安心して食べられるように、ウシもブタも健康に気を使って育てています」と語る金子信浩さん。(小平市)

「安全で安心して食べられるように、ウシもブタも健康に気を使って育てています」と語る金子信浩さん。(小平市)

■豚肉は糖質をエネルギーに変えるビタミンB1の宝庫
 
 豚肉は良質なタンパク質源であると同時に、ビタミンB1を豊富に含んでいることが特徴で、その量は牛肉の約10倍です。
 
 ビタミンB1は糖質がエネルギーに代わるときに、なくてはならない栄養素です。私たちは米やパンをはじめ、さまざまな食品から糖質を取ります。それがブドウ糖となって運動エネルギーに変化するわけですが、その変化を助けるのがビタミンB1です。つまり、ビタミンB1があってこそ、ブドウ糖のエネルギーは体の中で炸裂するのです。
 
 さらにビタミンB1には筋肉にたまった疲労物質を取り除く働き、疲労感やイライラを解消する働きもあります。
 
 豚肉にはそのほかビタミンA、B2、Eも多く含まれ、これらは病後で弱った体力、足腰の衰えの回復にも効果的です。
 
 お年寄りのなかには、豚肉の脂肪分が肥満や動脈硬化に結びつくと敬遠している人がいますが、豚肉をよく食べる沖縄に長寿者が多いという報告もあります。1度ゆでるとか、バラ肉ではなくヒレ肉を使うとか工夫して、豚肉のタンパク質とビタミン類を上手に取ってみてはいかがでしょう。
 
 調理の際は、ビタミンB1の吸収を高めてくれるアリシンを含んだタマネギ、ニンニク、ニラなどのにおい野菜を組み合わせると、さらにパワフルです。ビタミンB1は水溶性のため、豚肉を炒めたり焼いたりして食べれば無駄なく取れます。汁物なら薄味にして、ビタミンB1が溶け出したスープも十分にいただきましょう。
 

■JA東京むさしの畜産農家

集合写真 JA東京むさし管内には1軒の養豚農家と、2軒の肉牛を飼育する農家があります。
 
 写真の金子信浩さんの金子牧場ではウシ約110頭、ブタ約40頭、食肉用として飼育しています。「飼料はトウモロコシなどの穀物類を使用しているため、飼料の高騰で苦労していますが、安心で安全な食肉を食卓に届けるために頑張っています」と金子さん。安全な国産の肉を買ってもらいたい、と消費者へメッセージを語りました。
 
※金子さんの牧場で飼育された牛肉・豚肉は市場に出荷されるため、管内の経済センターでは販売しておりません。

 
■農業・食育○×クイズ
(出題/農政ジャーナリストの会会員 印南博之)
 
(1)豚を飼育するようになったのは、今から4500年ほど前、エジプトでピラミッドが造られたころと同じ時期。
(2)徳川15代将軍・徳川慶喜は、豚肉が好きなことで有名だった。
(3)豚は海外では縁起の良い動物。
 
<答え>
(1)×
飼育の歴史はもっと古く、6000〜8000年前から飼育されていました。
(2)○
「豚一様(とんいちさま)」と呼ばれるほど好きだったようです。
(3)○
中国では正月、玄関に豚の絵や置物を置きます。韓国では夢に豚が出てくると金持ちになれるという言い伝えがあります。またヨーロッパでは、幸運のシンボルとして豚の形をした貯金箱をよく見ることができます。