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広報誌「むさし」のご紹介

 JA東京むさしの広報誌「むさし」は、JAの事業内容や農業情報・地域の文化などをより多くの市民の方にお伝えし、都市農業やJAの活動内容を理解していただき、地域住民との信頼関係を深めようと年に4回、季節ごとに発行しています。

クローズアップ

石井 喜八/三鷹市在住

プロフィール
菊地 明里紗/杉並区在住
 
 東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻を卒業し、今春からJICA(独立行政法人 国際協力機構)に就職。修士論文の調査で、小平市の農家や小平経済センターで聞き取りを行う。
「おもてなしの心」

東京大学大学院 農学生命科学研究科 菊地 明里紗

 農産物の「共同直売所」と「庭先販売」。この二つは、それぞれどういう役割を持っているのだろう?
 
 日本の農業について学んでいた私は、「都市部における共同直売所と庭先販売の関係」を修士論文のテーマに選びました。
 
 農業の現場をこの目で見て、農家の方の声を聞いて論文を書こうと、「畑からまっしぐら」の地産地消マークに魅かれ、昨年の7月から、アンケート片手に小平の農家さんに聞き取り調査を開始して、今は小平経済センターで働かせてもらってます。
 
 ここでの体験はレジの手伝いが主ですが、朝と夕方に農家の方が野菜の搬入に来たときに、お話をうかがっています。店舗にいると出荷の様子やお客さんの様子、一日の流れを見ることができるし、農家の方が売れるためにどういう工夫をしているのかを見るのもとても参考になります。農家へ行く職員さんがいれば連れてってもらったりもしてますね。
 
 大学時代から実際に現場を見て感じたのは、農家の方が持つホスピタリティー(おもてなしの心)をもっと表に出せば、日本の農業は変わるのではないかということ。最近では農家の大規模化が奨励されているように思いますが、中小規模であっても、都市部は都市部で、地方は地方で、色々な成り立たせ方があると思います。地方では農家民宿やレクリエーションなどを積極的に取り入れていくことが、さらに活性化する方法になるのではないでしょうか。
 
 また、消費者側も意識を変えるべきだと思います。「安いから輸入品を買う」「見た目がキレイなものを選ぶ」というような行動から、「国産のものを買う」「身近でつくられたものを選ぶ」という風に、見る目が変わったらいいなと感じますね!
 
 この文章が皆さんの目に触れる4月には、私も社会人。これからはJICAの職員として、農村開発に携わっていければと思っています。
 
(平成20年10月取材。菊地さんは修士論文を無事書き上げ、東京大学大学院を卒業して修士号を取得。4月からは独立行政法人 国際協力機構に勤められてています。)